オークションは必要?
2012年 05月 06日
以前からも時々問い合わせがあり、その都度私達も考え直してきたことなのですが、
オークションは、必ずしも必要ではない。と思います。
でも、必要な場合が多いのです。
なぜ、何のために必要か?
☆とてもいいおもちゃがバンクに持ち込まれた時、もしオークションがなかったら…
とってもまじめなバンクマンの子は、「私も欲しい」と思いながら
「でも、今はスタッフとしてお仕事中。お買い物の時間じゃないから」と
そのままバックヤードへ流します。
そこでお仕事をしているとってもまじめな値札つけ係の子も、
同じ思いでそのおもちゃをショップへ出します。
とってもまじめなショップへおもちゃを運ぶ係の子も、ショップ店員の子も同じ。
でもおもちゃがショップにならんだその瞬間、早いもの勝ちで
腕力の強い子ども、すばやい子どもがさっと手に取り、涼しい顔で買っていきます。
スタッフの子どもたちの中に、ひとりでも要領のいい子がいれば、
さっと自分のカードを出し、ポイントを消しておもちゃはかばんに入れるでしょう。
同じような悔しい思いを何回かすれば、子どもはスタッフをしたがらなくなります。
そんなことにならないように考えだされたのが、オークション取引なんです。
そして、ただの「おもちゃ交換イベント」であれば、これがオークションの存在理由のすべてですが、「かえっこ」は、「いらなくなったおもちゃを利用して、子どものさまざまな活動を促すための、遊びのツール・システム」です。
その、主たる目的である「子どものさまざまな活動を促す」ために、
オークションは大きな役割を果たします。
通常、かえっこに持ち込まれるおもちゃは、赤ちゃん用~小学校低学年用」がほとんど。
小学校3~4年生以上の子どもは、自分でいくらでも選んで、好きなように買い物ができる、そのことを楽しむわけで、すごく欲しいと思うおもちゃが見つかることはあまりないのです。
だからこそ、そういうものが見つかると、他人を押しのけてでも手に入れようとする。
それが、オークション台に載っていて、「○○時からオークション」と書いてあれば、
すぐに事態を理解し、ポイント稼ぎに奔走することになります。
普通、中学年くらいになると、子どもたちは「さまざまな活動」に簡単には参加してくれません。
テレがあったり、指導する大人にたいする反抗心が出てきたり…素直じゃないっていうか。
それが、オークションがあると、とっても積極的。驚きます。すごい。
これが、オークションのもうひとつの存在価値。です。
闘争心むき出しになったり、負けて泣き出す子がいたり、
親が怒り出したり、いろんなことがあっても、です。
ずるいことをしていなければ、オークションで勝つのは
①おもちゃをたくさん持ち込んだ子
②スタッフとしていっぱい働いた子
③ワークショップにたくさん参加した子
④何回もかえっこに参加しながら、地道にポイントを貯めている子
ですから、勝たせてあげていいんです。
負けた子はまた次にがんばってねと、励ましてあげて。
ごくまれに、やはりずるいことをする子(人)もいるのではないかと思います。
どこでそんなに稼いだのか、あちらこちらのかえっこにいつも数千ポイントを持って現れて、オークションのおもちゃをほとんど買い占めて行く家族の報告も受けています。
これらに対しては落札の品数を子どもひとりあたり1個~2個に制限するなどの対策とともに
どんな子ども(人)なのか、「どこから来たの?いつも参加してるの?カエルポイントすごい沢山持ってるね?すごいね!どこでそんなに貯めたの?」など、スタッフから積極的に話しかけて
主催者がその子(人)に注目している事を知らせるのも必要な事だと思います。
オークションを始める前に、参加者の皆さんに確認してください。
●子どもたちには
自分が持っているポイントの数を確認して、それ以上は言わないこと。(小さい子は保護者に手伝ってもらう)自分が本当に欲しいものにだけ手を挙げること。(欲しくもないのにポイントを吊り上げたり、勝ち取る事自体を楽しんだりしない)
●保護者には
「かえっこ」は、子どもと子どもの心を持った人だけが参加できる、要らないおもちゃを使った「遊び」であること。親が熱くなってしまわないように。
●皆に
カエルポイントは子どもの心を失わなければずっと、世界中のかえっこで使えるので、
今使い切ってしまおうと無理をしなくていいこと。
そうやってずっと、何回もかえっこに参加しながら何年もかけてポイントを貯めている子もいるから、負けてもずるいとか、思わないように。
そして、やりたいという気持ちと、少しの大人の協力があれば、
自分達でかえっこを開催することもできるということ。
最後に、深呼吸でもして、オークションスタートです。
★もうひとつ、オークションについて大事なことがありました。
かえっこの開催時間は、子どもの集中力などを考慮して、2~3時間をお勧めしていますが、
商業施設の営業時間などに合わせて、10:00~16:00など、長時間の開催がよくあります。
こういう時、オークションが15:00頃の1回だけだと、親の都合などで最後まで居られない子は
どんなにたくさんポイントを持っていても涙をのんであきらめざるを得ない…。
長時間開催のかえっこでは、オークションを複数回、やってあげてください。
オークションは、必ずしも必要ではない。と思います。
でも、必要な場合が多いのです。
なぜ、何のために必要か?
☆とてもいいおもちゃがバンクに持ち込まれた時、もしオークションがなかったら…
とってもまじめなバンクマンの子は、「私も欲しい」と思いながら
「でも、今はスタッフとしてお仕事中。お買い物の時間じゃないから」と
そのままバックヤードへ流します。
そこでお仕事をしているとってもまじめな値札つけ係の子も、
同じ思いでそのおもちゃをショップへ出します。
とってもまじめなショップへおもちゃを運ぶ係の子も、ショップ店員の子も同じ。
でもおもちゃがショップにならんだその瞬間、早いもの勝ちで
腕力の強い子ども、すばやい子どもがさっと手に取り、涼しい顔で買っていきます。
スタッフの子どもたちの中に、ひとりでも要領のいい子がいれば、
さっと自分のカードを出し、ポイントを消しておもちゃはかばんに入れるでしょう。
同じような悔しい思いを何回かすれば、子どもはスタッフをしたがらなくなります。
そんなことにならないように考えだされたのが、オークション取引なんです。
そして、ただの「おもちゃ交換イベント」であれば、これがオークションの存在理由のすべてですが、「かえっこ」は、「いらなくなったおもちゃを利用して、子どものさまざまな活動を促すための、遊びのツール・システム」です。
その、主たる目的である「子どものさまざまな活動を促す」ために、
オークションは大きな役割を果たします。
通常、かえっこに持ち込まれるおもちゃは、赤ちゃん用~小学校低学年用」がほとんど。
小学校3~4年生以上の子どもは、自分でいくらでも選んで、好きなように買い物ができる、そのことを楽しむわけで、すごく欲しいと思うおもちゃが見つかることはあまりないのです。
だからこそ、そういうものが見つかると、他人を押しのけてでも手に入れようとする。
それが、オークション台に載っていて、「○○時からオークション」と書いてあれば、
すぐに事態を理解し、ポイント稼ぎに奔走することになります。
普通、中学年くらいになると、子どもたちは「さまざまな活動」に簡単には参加してくれません。
テレがあったり、指導する大人にたいする反抗心が出てきたり…素直じゃないっていうか。
それが、オークションがあると、とっても積極的。驚きます。すごい。
これが、オークションのもうひとつの存在価値。です。
闘争心むき出しになったり、負けて泣き出す子がいたり、
親が怒り出したり、いろんなことがあっても、です。
ずるいことをしていなければ、オークションで勝つのは
①おもちゃをたくさん持ち込んだ子
②スタッフとしていっぱい働いた子
③ワークショップにたくさん参加した子
④何回もかえっこに参加しながら、地道にポイントを貯めている子
ですから、勝たせてあげていいんです。
負けた子はまた次にがんばってねと、励ましてあげて。
ごくまれに、やはりずるいことをする子(人)もいるのではないかと思います。
どこでそんなに稼いだのか、あちらこちらのかえっこにいつも数千ポイントを持って現れて、オークションのおもちゃをほとんど買い占めて行く家族の報告も受けています。
これらに対しては落札の品数を子どもひとりあたり1個~2個に制限するなどの対策とともに
どんな子ども(人)なのか、「どこから来たの?いつも参加してるの?カエルポイントすごい沢山持ってるね?すごいね!どこでそんなに貯めたの?」など、スタッフから積極的に話しかけて
主催者がその子(人)に注目している事を知らせるのも必要な事だと思います。
オークションを始める前に、参加者の皆さんに確認してください。
●子どもたちには
自分が持っているポイントの数を確認して、それ以上は言わないこと。(小さい子は保護者に手伝ってもらう)自分が本当に欲しいものにだけ手を挙げること。(欲しくもないのにポイントを吊り上げたり、勝ち取る事自体を楽しんだりしない)
●保護者には
「かえっこ」は、子どもと子どもの心を持った人だけが参加できる、要らないおもちゃを使った「遊び」であること。親が熱くなってしまわないように。
●皆に
カエルポイントは子どもの心を失わなければずっと、世界中のかえっこで使えるので、
今使い切ってしまおうと無理をしなくていいこと。
そうやってずっと、何回もかえっこに参加しながら何年もかけてポイントを貯めている子もいるから、負けてもずるいとか、思わないように。
そして、やりたいという気持ちと、少しの大人の協力があれば、
自分達でかえっこを開催することもできるということ。
最後に、深呼吸でもして、オークションスタートです。
★もうひとつ、オークションについて大事なことがありました。
かえっこの開催時間は、子どもの集中力などを考慮して、2~3時間をお勧めしていますが、
商業施設の営業時間などに合わせて、10:00~16:00など、長時間の開催がよくあります。
こういう時、オークションが15:00頃の1回だけだと、親の都合などで最後まで居られない子は
どんなにたくさんポイントを持っていても涙をのんであきらめざるを得ない…。
長時間開催のかえっこでは、オークションを複数回、やってあげてください。
Commented
by
点々
at 2010-11-15 15:18
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かえっこ行って二回目どうしても、2歳の子連れだと、何時間も先のオークションまでは、いられません…今回もカードだけ増えて、欲しいなーと思うおもちゃは、あきらめました
0
by kaekkonet
| 2012-05-06 23:42
| かえっこの仕組み
|
Comments(1)